KPT などを利用してふりかえりする場合、チームで
問題点をあげる
→ 原因を考える
→ 改善アイディアを考える
→ …
というステップを踏むことがあると思います。
この「問題点をあげる」というステップにおいて、以下をすっ飛ばして挙げてしまうことがあるなぁと思います。
- 「なんでそれを問題だと思ってるか」
- 「それによって誰に、どんな困ったことが起きた(起きる)か?」
- 「そのインパクトってどんくらい?」
「Problem/問題点」を出しましょうと言わると、「これが問題だろう」と(悪意なく)決めつけてしまって、言葉たらずになることがあるんですね。
たとえば、
今週やることを絞れていなかった
というふうに出すよりは、
今週やることを絞れてなかったせいで、どの案件も中途半端になってレビューしてもらうタイミングが遅くなってリードタイム伸ばしてしまった。例の重要な後続タスクも遅れると思う。自分のスイッチングコストも高くてストレスが半端なくて憂鬱だった
必ずしも定量的でなくてもいいとおもうし、感情でも良いと思う。
長いけど、付箋何枚か分けて書けばよさそう。
このあたりがないと、
次の「原因を考える」「改善アイディアを考える」のステップにおいて、
- 問題設定の筋が良いのか?実は問題は他の所にあるのでは?解決する価値が他の問題と相対的にどうなのか?という議論や判断ができない
- 問題に共感してらえない
ということが起きますよね。
以後気をつけます!
もし自分以外がこういった形で問題点をだしていたら、
上記の問いをそのまましてしまう、でも良いのではと思います。 そのときには、責めるような雰囲気にならないように、「誤解が無いか確認したいんですけど、」のみたいな枕詞をつけると良さそうです。
もちろんふりかえりプロセスの中にいれても
いいとおもいます。
問題点をあげる
→ 原因を考える
→ 改善アイディアを考える
→ …
というやつを
問題点をあげる
→ 問題のインパクトを整理する
→ インパクトや今後の発生確率、頻度を踏まえて Dot Voting
→ 原因を考える
→ 改善アイディアを考える
→ アイディアを コスト x 効果マトリクスに雑マッピング
→ 取捨選択して ToDo にする
→ ハイタッチして家に帰る
とかに