2021年の記録
自分のツイートをさかのぼりつつ、自分用のログを兼ねて記録を書き下します(過去の記事を見ていると結構楽しいので)。
過去の記録記事
目次
- プライベート
- 仕事(本業)
- 仕事(副業)
- 登壇、メディア掲載
- Regional Scrum Gathering Tokyo 2021
- Regional Scrum Gathering TAIPEI 2021
- その他
- カンファレンス、コミュニティ貢献
- カンファレンスや研修の参加
- 書籍レビュー
- ブログ
- Podcast
- 総括
プライベート
去年までのふりかえり記事はなかったこの項目ですが、今年はまず何よりも書かずにはいられないほど自分へ影響力があったものです。
9月に第一子が誕生しました。 2021年初頭から、基本的には子の誕生(への準備)を優先順位の一番において仕事に取り組んできました。 使う時間の構成比率を変えるために、各所(特にコミュニティ活動)にご理解ご協力をいただいたのは本当にありがたい限りです。 改めてお礼を言わせていただきたいと思います。ありがとうございました。
おかげさまで、妻と共に子煩悩まっしぐらの日々を送っています。
仕事(本業)
いまの会社に入って4年目の年でした。
今年も引き続きシニアマネージャーとして、優秀なマネージャー陣( @iratamak & @yoshitang_jp)と一緒に、組織の成果をより広くより深くより速くしつつ、自組織のマネジメントレス化などを進められたと思います。
続きを読む「アメリカでのベストな仕事ランキング50」でのプロダクトマネージャーの順位と求人数の推移(2015年~2021年)
求人企業のレビューサイトである「Glassdoor」では、「50 Best Jobs in America」というランキングを毎年発表しています。
このランキングを参照して、「プロダクトマネージャーのランキングが高い」と言及している海外の記事をいくつか目にしたので、データを閲覧できる 2015 年からのプロダクトマネージャーの数値の推移をまとめてみました。
データ
グラフ
推移表
年 | 順位 | 基本給の中央値 | 仕事の満足度 (5点満点) |
求人数 | その年の上位2職種 |
---|---|---|---|---|---|
2021 | 3位 | $131,361 | 4.0 | 10,069 | #1 Java Developer #2 Data Scientist |
2020 | 4位 | $117,713 | 3.8 | 12,173 | #1 Front End Engineer #2 Java Developer |
2019 | 5位 | $115,000 | 3.8 | 11,884 | #1 Data Scientist #2 Nursing Manager |
2018 | 9位 | $113,000 | 3.7 | 7,531 | #1 Data Scientist #2 DevOps Engineer |
2017 | 32位 | $107,000 | 3.4 | 5,536 | #1 Data Scientist #2 DevOps Engineer |
2016 | 8位 | $106,680 | 3.3 | 6,607 | #1 Data Scientist #2 Tax Manager |
2015 | 8位 | $113,363 | 3.3 | 10,294 | #1 Physician Assistant #2 Software Engineer |
感想
- 順位が着実に上がっているなぁ
- 給与も満足度も順調に上がっている(満足度は 2015年比で0.7ポイントも上がっている)
- ただ「ずっと右肩」というわけではなさそう(2016-2018年に、やや求人数落ち込み。N次ブーム的な感じなのかな?)
- Data Scientist 強いなぁ(今関係ない)
補足
なお、このランキングは以下の観点で算定されているとのことです。
The Glassdoor job score is determined by weighing three factors equally: earning potential (median annual base salary), overall job satisfaction rating and number of job openings
日本語訳:
Glassdoorのスコアは、収入の可能性(年間の基本給の中央値)、総合的な仕事の満足度、求人数、の3つの要素を均等に評価して決定している。
【翻訳】 図解 プロダクトづくりの構造
訳者注
- 本記事は、Dan Schmidt 氏のブログ記事「A Visual Vocabulary for Product Building」をご本人の許可のもと日本語訳したものです。
- ninjinkunさん、Koshiro Kumikoさんにレビューにご協力いただきました。的確かつ、建設的で思いやりのあるアドバイスとフィードバックに感謝します。
- 同一著者の関連記事としてこちらもぜひ合わせてご覧ください:【翻訳】プロダクトマネジメントトライアングル
以下、翻訳本文です。
プロダクトビルダー(訳注:プロダクトをつくる人たち)が自分のプロダクトに当てはめられるような、成功するプロダクトをつくる方程式はありません。これは、プロダクトが置かれている常に変化するコンテキストに、プロダクトづくりの詳細が大きく左右されるからです。あるプロダクトで成功した戦略が別のプロダクトではまったくあわないこともあります。企業向けのサービスを開発しようとするビルダーは、ソーシャルネットワークを立ち上げようとするビルダーとかなり違った行動が必要でしょう。プロダクトの置かれたコンテキストを「正しく」プロダクト戦略に組み込む方程式はありません。プロダクトのコンテキストには、文化、経済、物理的な世界の特性などが絡んでおり、深く研究することはできても完全に理解することはできないでしょう。
しかし、プロダクトをつくる技術には、どのようなコンテキストでも通用する根本的な構造があると私は考えています。そのようなフレームワークがプロダクト作りの「ハウツーガイド」になるとは思っていません。しかし、わかりやすい構造をうまく利用できれば、気が遠くなるような複雑さに取り組むビルダーの認知の幅を広げられます。これから説明するように、プロダクトづくりの構造は視覚的な図で表現できます。このような図を使うことで、常に頭のアクティブメモリーにおいておかなければならない複雑な状況を、頭の外に出してしまうことができます。解けなさそうな複雑な数学の問題を解くのにペンと紙が役立つのと同じように、このビジュアルボキャブラリーはプロダクトづくりの問題を解決するのに役立つでしょう。このフレームワークを使うことで、全体の方向性を見失うことなく1つの問題の要素に集中できるのです。
これらの図の目的を明快にする方法やこの記事全体における多くのアイデアは、建築家のクリストファー・アレグザンダーの作品「Notes on the Synthesis of Form(邦題:「形の合成に関するノート」)」からインスピレーションを得ています。
1. プロダクトトライアングル
まずプロダクトビルダーが置かれている環境について説明しましょう。プロダクトとはモノではなく、テクノロジー、利用する(かもしれない)人、そして資金を提供するビジネスとの間の進化する関係自体を指します。プロダクトを抽象的に表現すると上の図のようになります。これは私が「プロダクトトライアングル」と呼んでいる三角形です。プロダクトトライアングルはプロダクトビルダーが最終的に勝つか負けるかを決める競技場と言えます。
2. プロダクトフィット&ミスフィット
成功するプロダクトとは、技術的に実現可能で、ユーザーに愛され、ビジネスステークホルダーにとって満足のいく位置づけにあるものです。これらのポジティブな要素がすべて揃っているときに、そのプロダクトは置かれたコンテキストに「フィット」していると言えるでしょう。常に変化する予測不可能な世界において、このプロダクトフィットの状態を達成して維持することがプロダクトづくりの目標です。
また、プロダクトの置かれたコンテキストの中で、それぞれの頂点での「ミスフィット」も起きえます。例えば、開発やメンテナンスにコストがかかりすぎることは、テクノロジーがミスフィットしていると言えるでしょう。ユーザーベースとミスフィットしていると、ユーザー獲得が難しいか、そもそもユーザーが存在しないこともあるでしょう。ビジネスがミスフィットしているとステークホルダーの期待に応えることはできません。
プロダクトにとって「フィット」や「ミスフィット」している状態を絶対的に定義する方法はありません。自分のプロダクトがフィットしているのか、ミスフィットしているのかを判断するのはプロダクトビルダーです。
下記のプロダクトトライアングルの図では、各頂点でのフィットを「+」のアイコンで、ミスフィットを「ー」のアイコンで表しています。
続きを読む2020年の記録
「ふりかえり」というほどでもなく、自分のツイートをさかのぼりつつ、自分用のログを兼ねて記録を書き下します。
過去の記録記事
目次
- 仕事(本業)
- 組織マネージャーとして
- プレイヤーとして
- その他
- 仕事(副業)
- 登壇、メディア掲載
- カンファレンス、コミュニティ貢献
- カンファレンスや研修の参加
- Certified Agile Leadership
- Scrum Fest Osaka
- 書籍翻訳レビュー
- ブログ
- Podcast
- 総括
仕事(本業)
いまの会社に入って3年目の年でした。もうそんなに経つのか・・・、自分でもびっくりです。
組織マネージャーとして
2019年のふりかえり記事で、
同時にプレイヤーとマネージャーの両立に苦しんだ(でいる)年でもありました。
と書いていましたが、2020年は本当に同僚に助けられた年でした。 年の半ばに組織体制を変更してマネージャーロールを増やし、優秀なマネージャーの同僚と頻繁に話したり仕事することで個人的にも本当に救われり刺激を受けましたし、各マネージャーによって組織のパフォーマンスも大きく向上したと思います。 もちろんメンバー含めてですが、本当に感謝です。またこの2ヶ月で2名の新規メンバーも入社した(する)ので、ますます組織での成果が楽しみです。